MUSIC
「……美依、ちょっといいか…」


あっ、この声、後ろを振り向かなくてもわかる。
アイツだ。








真田 遼太郎………











なので、あたしはガン無視で顔を洗おうと空の青さが写った水をすくった。





アイツは、返事をしないあたしに痺れを切らしたのだろう。
近づいてきた。









そして、あたしの耳元で────────















< 80 / 141 >

この作品をシェア

pagetop