だから恋は少し切ない
 

何も考えたくないと
そう思っていた。


わたしも
わたしのお腹の子供も


たくさんの人を傷つける、なんて


たくさんの人の未来を壊す、なんて


愛される資格がない、なんて


本気で信じていた。




シュウとは何もなかった。


何もないところに、愛なんてないと思っていた。


強気なシュウ


容姿も
お金も
輝く未来だって


何もかも持っていると思っていた。


そんなシュウが
傷つくはずなんてないと


信じていた。



幸せに
『わたしの分まで』幸せに


ただ、そう思っていた。


そう信じていた。



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