王子様と秘密の女の子

*終業式


今日は久しぶりの学校



といっても終業式だけだから私はお兄ちゃんと遅れて行くことにした



まだ体調が万全ではない私の事を気遣ってそうしてくれた



私がパジャマのままリビングに降りていくと、そこにはお母さんとお兄ちゃんがいた



「おはよう柚菜。よく眠れた?」



『うん!』



「そうか(ニコ)学校には家を11時頃に出ていこうと思っているんだがいいか?」




『ふぁ〜い』



私はお母さんが出してくれたパンをかじりながら返事をした



そんな私を見てお兄ちゃんは私の頭を微笑みながら撫でてくれた



「多分資料とか宿題とか沢山もらうと思うが気分が悪くなったらすぐにいうんだぞ」



お兄ちゃんは昔からかなりのシスコンだけど私もお兄ちゃんの事が大好きだからとっても嬉しい☆
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