探偵屋②
「それにしてもびっくりしたな」

「ね。気がついたらあと残り114文字だったもの」

「読んでる人、意味がわからないと思いますよ」

「しったこっちゃねーよ。読者に優しくない話なんだから」

「優しくしてくださいよ」

「茄子はおやつにはいるか?」

「料理しだいでははいると思いますよ。多分」

そんな光景をみて
石橋桃花はクスッと笑って

「わかりました。旦那様には私から言っておきます」

「へっ!?」

一瞬なにが?と思ったが
直ぐに独立の件だということがわかった

「真之助君はこのままここで働くように旦那様に言っておきます」

喜びが溢れてくる
自然に僕の顔は笑顔になった

「ありがとうございます」

「じゃあこれで失礼します」

石橋桃花は帰る支度をすませ、帰っていった

< 167 / 169 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop