my name
もおー!
久しぶりに会ったのに中身も全然変わってない!!
「……うそ。無理矢理する訳ないだろ」
亮佑はそれまでのふざけていた顔からふっと真顔になった。
そうだよね。
わかってる。わかってるよ。
「ごめんね…」
うん、と頷くとあたしのことを抱き締めた。
「空。すげぇ、好き」
「あたしも…」
「キスしてもいい?」
あたしは亮佑の腕の中で小さく頷いた。
亮佑の腕の力が緩まり顔を上げると、すぐ目の前に亮佑の顔がある。
心臓が痛いくらいにドキドキとうるさい。
「好き。」
そう伝えると唇が重なった。