忠犬王子〜ボクはキミの付き人〜


「あーもー!
だから鈴に抱きつくなってば!」

私から奈々いわく美少年を引き剥がした


「うっせーな兄貴!!久し振りに愛しの鈴ちゃんに会えたのに邪魔すんなよぉ」

ほっぺたをプクッと膨らませて講義するコイツはご存知のとうり桜の弟。


「マジかよ!!あ…でも確かにちょっと似てるな…」


目とか特にそっくりなのよね、可愛い顔とか


「ちぇ〜
相変わらず五月蝿い兄貴ですこと〜… って、あれ?
兄貴たちの友達ですかね?」


「え、そこ今更気づくん?」

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