そして誓いの言葉を絆に
私が呼ぶと、お母さんはゆっくりと私の顔を見た。

その表情は、優しさと切なさが入り混じったような笑顔。



えっ、何? なんでそんな表情をするの?



「あんなに小さかった美雪が、もう16才なんだね」



お母さん……。

お母さんがしみじみと言うので、つい私もいろいろ思い出して、泣きそうになる。



実は私には5才より前の記憶が無い。ある程度の年になると忘れる……と言うレベルではなく、全く何も覚えていない。

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