黒いスーツの王子様
「ぅう‥」

「ごめん‥希」



俺の腕の中で…

希がしくしく泣き出す。






髪の毛や服を‥

雨でびっしょり濡らし、


うわんうわん泣いている。







ごめん。


ごめん、希。




もう一人にしないから…。








絶対‥


こんなことさせねェから‥





俺は希を抱きしめながら、

希にそう誓った・・


それと同時に、

希を見つけられて安心した俺。



希が風邪ひくんじゃないかって、
ちょっと気にしつつも‥

二人で雨に打たれながら
しばらく抱き合っていた。


.
< 165 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop