黒いスーツの王子様
俺は逃げようとする
女の手首を掴み‥

ぐっと顔を近づけた。





キスしてもおかしくない距離。

女の顔は微かに
赤く染まっている…


だけど・・

目がいくのは
やっぱり女の口元の傷。


掴んでいる手首にあるアザ。











「‥今日から俺のそばにいな。」


俺の第一声はそれ。


女はびっくりしていて‥

俺のことを見つめるしか
できないみたいだった。






俺はなに言ってんだ?

自分が謎(汗)



この時の自分の発言の
答えに気付くのは‥

そんなに時間はかからない。


.
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