黒いスーツの王子様
「じゃ、早速ノン太郎に頼みたいことがあんだけど〜♪」

「‥ハイ、なんでしょう(汗)」



「俺が質問したこと。
全部隠さず答えろよ?」

「‥はい(?)」


すると、男の人の手が
スッと延びてきて‥‥

あたしの腰まである髪を、
後ろにかきあげた。






「このアザ‥何?」


―――!!!

その人は首筋を指差し、
真っすぐあたしを見つめる。

あたしはすぐに髪でアザを隠し、その人から目を反らした…。





なん‥で

アザのこと知ってんの?


隠してたはずなのに・・





「そこだけじゃねェよな?」


――!

.
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