黒いスーツの王子様
「相葉 祐輔‥」

「―――!」


「俺の名前。“祐輔”って呼んでいいから‥」




相葉 祐輔‥


やっと知れたこの人の名前‥






祐輔さん‥か……





あたしは祐輔さんに湿布を貼ってもらいながら、


手や、腕‥

目やまつげ‥


全てが整っている
完璧な祐輔さんが

すごく眩しく見えた‥






相葉祐輔。


絶対忘れないこの名前‥





あたしを救ってくれた、

たった一人のヒーロー。


またちょっとだけ、

幸せの針が動き出した‥



そんな瞬間だった。




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