黒いスーツの王子様
さっきの希の笑顔が
頭に焼き付いて‥

希と買い物してる間も
離れてくれなかった…



あの笑顔は‥

俺の疲れを一気に吹き飛ばし、
癒しに変えてくれた。



『またがんばろう』

って想わせてくれた…。






アイツ(淳)なんかに‥

もう希を返したくない。



希を笑顔にできないヤツに、
希と一緒にいる資格なんてない。


希‥

お前は一体なに者なんだよ?



俺からしたから‥

神様が与えてくれた
贈り物としか思えない。




そう思った瞬間は‥

またちょっとだけ、

幸せの針が動き出した‥



そんな瞬間だった。



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