短編⇒⇒心さん。
>タクマ。





ーーーーーーー


タクマだよ?

ハルノ。


ハルノの心さんは、
苦しんでいたんだね。



ハルノ。でも
俺の心さんも苦しんでいるよ。






ハルノ?

理由は聞かないで。


でも、言うよ?


俺の答えは
いつまでたっても


「ごめん。」のままだ。



でも、
「嫌い。」じゃない。


「大好きだ。」



ハルノ。



好きだ
好きだ
好きだ
大好きだ



何万回言っても
足りないくらい
大好きだ。



でも、

「ごめん。」



ハルノ。大好き。


大好きすぎて
止められない。

だから、俺の心さんにだけ
教えておくね。



心さんも知らない。
俺のパパとママしか知らない。


俺の秘密。


見た目は、わからなくなったけど。


おれ、
戸籍上はハルノは一緒。


―――――――女の子なんだ。





ーーーーーーー
< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

あのね、
hqzv/著

総文字数/527

詩・短歌・俳句・川柳2ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop