王国ファンタジア【ララミーの民】-ドラゴン討伐編-
樹海
テイシンとフェニックスは女の子と別れて樹海へ下りていった。

下草をフェニックスは剣でテイシンは羽根ペンで払いながら進んで行く。

その時、不思議な声が聞こえてきた。

「トトトトト……、ポポポポポ……」

声は樹海中で聞こえるようだった。

「ギャオン、トト」

ひときわ大きな声が聞こえた後、気がついたらテイシンたちは周りを人間ぐらいのアリの化け物に囲まれていた。

「逃げるわよ。私が剣で突破口を作るから後に続いて」

フェニックスがテイシンにささやいた。

「わかった」

シャキーン!

フェニックスは剣を抜き放ち、一匹のアリの化け物の目指して剣を放つ。



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