四季恋 * -シキコイ-
「秋穂さんっ!」
「あ、翔貴くん♪」
私の彼氏、
秋山翔貴くん
高校の後輩で、2個下。
翔貴くんは、高校二年生。
私は今、会社で働いている。
高校生と付き合うなんて、なんか悪いことしてるみたいな気分だったんだけど、翔貴くんの猛アタックが2ヶ月も続いたので、しょうがなく付き合った。
「翔貴くん、私これが欲しいんだけどっ♪」
それは、
ハートのペンダント。
所々に、真っ赤なルビーが散りばめられている。
値段は、
十三万円。
高校二年生の彼が、買えるはずがない。
でも、きっと翔貴くんは、アルバイトでもして、絶対に買ってくれる。
「……あの、ちょっと遅くなってもいいですか?」
やっぱり。
いい子だわ♪
「全然いいよぉ!!ありがと、翔貴くんダイスキ♪」
私がそう言って、にこっと笑うと
翔貴くんは少し赤くなった。
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