四季恋 * -シキコイ-
「なるほどね…」
ヨウコは、ふーんと言った。
ビックリした。
ヨウコなら、
『そんな嘘つきヤローぶん殴ってやる!!』
くらい言うかと思った。
「ねぇ冬美、あんた、その人のこと好きになりかけてたんでしょ?」
あたしは、黙って頷く。
「じゃあ、逃げちゃだめだよ。ちゃんと向き合いなよ。電話も出て、今までのメールも全部みなよ!!」
「……うん…」
ヨウコが、あまりにも真剣な顔をして言うから、あたしはメールを開いた。
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