親友!?幼なじみ!?恋人!?


うっ…


違うとは言いきれない。


やきもち…も確かにある。


「心配だから!」


だけど強がる。


好きな女の前で強がらなきゃ、いつ強がるんだっつーの!


「あれ?やきもちじゃなかったの?

なんだ、ざんねーん」


顔の向きを元に戻して、わざとらしくそうほっぺたを膨らす美波。


なんでもお見通しかよ。


敵わねぇな、全く…


「そうだよ!やきもちも妬いてるよ!」


そう言った俺に美波は満面の笑みで応えてくれた。



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