ヴァンパイアの花嫁 番外編②
「レオン・・・」


寂しかったがこれも皇帝としての仕事のうちだ。



ティナは我侭言えない。



押し黙っているとレオンが歩き出した。



落ちないようにレオンの肩に手を置く。



ベッドの上にレオンは腰をかけた。



レオンに抱かれているティナは当然レオンの膝の上に座っている状態になってしまう。



急いで降りようとするとグイッとウェストを抑えられる。



「このままがいい お前を抱いていたい」



黒曜石のようなレオンの瞳に見つめられティナの頬が赤らんだ。



首筋までもが赤く染まっている。




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