嘘つきな姫

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ピピッ…ピピッ…ピピッ…
テンポよくなっているその音は時間が経つに連れ

ピピピピピピピピピピピ〜
といかにもみみざわりな音に変わって行く



「……っ」


その音が鳴り響く部屋でカーラーをいじっている私はその音……目覚ましがなる全然前から起床していて、
髪を“ユル巻き”にしている


「………よし、」


全身鏡にはパジャマ姿でフワッと女の子らしく髪をセットした私。

パジャマとの相性の悪さに思わず吹き出す


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