この腕の中で君を想う



「愛しの真沙美の為に全速力で帰って来たからかなり疲れた」



達巳はフゥ…と、ひと息つくと徐に横に置いてある鞄を探り始めて

お茶の入った小さなペットボトルを取り出すと、器用にキャップを開けて一口飲んだ


「お疲れ様~達巳さん大好きぃ」

真沙美は嬉しそうに達巳の首に手をまわすと、チュッと音をたてて頬に口付けた




「……ふぅん」


達巳の額にはうっすら汗が滲んでいて、着ているスーツも若干乱れていたから



あながち嘘では無いんだと思った



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