この腕の中で君を想う


車が見えなくなったところで動かしていた手を止めて下ろす


時刻は3:00



「よし、休もう」


今から学校へ行っても間に合わないし

なにより面倒くさい


たった数時間学校に居るだけなのにわざわざ顔をだす為だけに行くなんて起こるはずもなく

真沙美達に嘘を吐いたような形になったが


やはり精神、肉体的両方の疲労には勝てない


私は大きな欠伸を一つすると家の中へ入った




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