ストーカークラブ
 そして食事を終え、美奈子と会話をしていた。会話と言っても、だいたいは美奈子の自慢話しを信太が一方的に聞いてるだけ。何も楽しくない。ただストレスが溜まるだけだ。付き合わなければよかったと思っていた丁度その時、

 ピロピロリ〜ン♪

 信太の携帯が鳴った。うるさいので咄嗟に出ると、無機質な金属音の様な声が響く。


「美奈子と別れろって言っただろ。xxレストランに居るんだろ? 今すぐ別れ話しをしろ」


 一方的に言われ切られた。

 あれはボイスチェンジャーだ! どうして美奈子とxxレストランに居る事を知ってるんだ。まさかっ! と思いキョロキョロ辺りを見たが不審な人物は居なかった。


「信太〜電話誰? 女じゃないよね?」


「いや、間違い電話だよ!」


 信太は慌ててその場を取り繕い、早々と店を出た。

 美奈子を駅まで送り、改札に入ってく姿を見届けると、信太は心底安堵した。美奈子はこの都心から離れた郊外に住んでいるので、電車で2時間かかるのだ。近くじゃなくて良かったと思った。

 足早に自宅へ向かいながら、信太は親友の陽一に電話を掛けた。

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