妄想な彼女
名前を呼ばれ振り返ると、そこには美術部員達がドアから顔をひょっこり出して手招きしていた
実はここ数日、俺は演劇部の大道具を作るはめになってしまった美術部の手伝いをしていた
というか、俺が美緒から訊いて、それを伝えながら一緒に作るみたいな感じだ
「あれ?どうした?」
「ここの配色ってなんでしたっけ?」
仮に俺が描いた図面を指さし訊いてくる
「ここは…青と白」
「やっぱ常陸さんいないとだめぇっ…!」
はっ!?え…っ
「ちょっ…棗サンっ!?」