妄想な彼女


はい。とうとうやって来てしまいました。


文化祭





あぁー…今更ながら超ハズいっ


「よう♪棗ぇー」



「………お前誰?」

「う、ひどいなぁー…」



いきなりルンルン気分の晴紀が話しかけてきた


うん。コイツの出番、ほとんどないから忘れてたよ…

「演劇部は午後からっしょ?」


「あぁ…」

「みーんな楽しみにしてまぷよ♪」




きもっ…
お前は女子かっ


「うわぁーその、あからさまな軽蔑やめてよぉ~」

「お前、見にくんな。」


「見に行く♪」



親友ながらウザい。


「棗サ~ン!」



その時後ろから美緒がかけよって来た


「わ本物の姫だ♪」

…………ウザい




「なにやってるんですか?もうそろそろ準備しない…と………」


美緒は晴紀を見て固まった


……ん?




どうしたんだコイツ…



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