黒の三日月
終章 柊
色々な事がそれから過ぎて行った。

あの直後に倉山とサトルはヒイラギを抱えて何処かへ消えてしまった。

それから幽閉されていた優衣は解放されて、

翌日には何事もなかったかのように元気に登校して来ていた。

それからヒイラギはまた転校したという扱いになり、

倉山は相変わらずきちんと登校してきている。

サトルについても後から知ったけれど、同じように高校生として生活をしているらしい。


私はと言えば。復讐も無駄だった事が分かり、その復讐相手も既に存在しなくなり、

目的がなくなってしまったかのようにただ毎日をぼんやりと過ごしていた。
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