黒の三日月
2章-2 波乱の始まり
「今日此処までやって来た事は絶対に無駄なんかにはならない! 皆全力投球で!」


桜井さんの燃えるようなその意気込みはクラス全員……

正しくはただボーっと聞いているように見えるヒイラギ以外に強く伝わったようで、

全員が燃えるようなやる気を見せている。勿論私だってやる気は満々だ。

まだ出番まで時間があったから、ちらっと舞台袖から観客席を見てみる。

全部の席が埋まっているという訳ではなかったけれど、

それでも全体の半分以上の席は埋まっていた。

こんな沢山の人が見ているのか……見なきゃ良かったかな?
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