君に恋することⅠ-未来-
最終章-素敵な未来

プロポーズ

それから随分と月日は過ぎた…。




「目真っ赤じゃん!」
「…だってぇ」
「ほらハンカチ貸してやっから」
「ありがと~剛」





今日は卒業式。
みんなが未来へ飛び立つ時。





昨日から泣いてるあたしは
もう目が真っ赤で大変なことに。




その姿に、
隣にいる篤希は呆れ状態。






「いい加減泣きやめ」
「止まらないもん」




止まるわけないじゃん…。





だって…
だってね?―――





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