私とあなたのMemory
目に止まったのは、一台の車。



オヤジのだ。





もう、迷わなかった。



鍵をとり、エンジンをかけた。




もう、そのあとはただ車を走らせていた。













そう、「春」に会うために。



子供の名は玲を2人で決めた。



生まれは夏だけど、「春」がいい。


それが、玲の願いだった。









信号を右に曲がった時だった。


赤だったのに突っ込んだオレに対して、
青信号の横断歩道を渡る男の姿。









ぶつかる・・・・。




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