君が必要とする限り
「嫌な…女でしょう?私ね、嘘ばっかりだよ?
大学なんて…行ってない。」
「えっ…?」
「転々と男を変えて、相手が満足するまで、体を売るの。
ここの…ここのマンションだって、男に払ってもらってて…
ほら、先生。私なんて最低で……
そう言い終える前に、
先生が私を抱き締めていた。
「…もう、いい。」
「…せん…せい…?」
「もう、言わないで……」
少し擦れた、声。
先生の胸にある、私の顔。
ドキドキと聞こえる、先生の心臓の音。
先生は遠慮がちに私の後頭部に手を回す。
私も自然に、背中に手を回した。