愛、故に


「急に親から荷物届いてさ。
冷凍もんとか冷蔵庫につめてた」



こいつは1人暮らしらしい。



ちなみにわたしは通学に2時間かけて、実家通い。


1人暮らしには憧れるけど
うち、お金ないし。




「それで…」



「はいはい、これでしょ」




高野秀鳴は、袋を取り出すと
わたしに差し出した。



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