いちごキャラメル
第2章 一歩の勇気





 あの日から…




 ぁたしはちゃんと学校に行っている。




 前と、自分の中で何かが違っていた。




  でも、それがなんだか




   分かんないや。




 
「今日は、将来の夢に関して授業をするぞ」




  総合の時間、先生が言った。




 その言葉に、教室全体が明るくなる。





 「みんなには、夢があるか?」



 
    夢…?



 
 「はい!僕、野球選手!」




 「うち、パティシエー」




 みんな、次々と自分の夢を話しだす。




 「燐は何?」



 隣の席の理帆が話しかけてきた。





 相変わらず、少し変だけど



 話しかけてくれるから…



 なんか、ねぇ?




 
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