天使が舞い降りた。

俺は美紀の言葉の意味が分からず、数秒間止まってしまう。


「倒れたって…」

「赤ちゃん、危ないかもしれない」

「…!?」
 
「どうしよう、潤くんー」

泣き声のような美紀の声。

俺は電話を切って、病院へと向かうことにしたー。




  ・


  ・


  ・



「潤くん!」

病院へと駆けつけると、病室の廊下で美紀が俺を待っていた。


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