成人しちゃっていいんですか
「つかさマヤちゃんを置いて来る」

「いやだってさぁ」

「な・に・よ?」

ぎゅうぎゅうと襟を掴んで引っ張って威嚇する。

これでも女子だからオレは手を出せずに強張る振りをする。

そうでもしないとほら女性って時に怖いからあれじゃん。

 ふわっ

「たすかった~」

ほらこうしておけばこれ以上のことは言われない。
これはオレがオレらしく生きる知恵、なのかもしれない。

「だからさ」
「あ?」

「ァあ?」



(ほんとに女子かよ~)



「ほらっほら先生来てる!えっ!?先生!!?」



舞彩のノリツッコミに一同は空気を変え、目線をあげた。


先生は確かにそこに居た。


「つかさ?」
「なに?」
「初めてみたよな??先生って徒歩なんだな?近いんだ家が…」
「…そうだね」
「あのさ?」
「なに舞彩ちゃんっ」
「はやく決めないと先生が…」



「おはよう」



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