成人しちゃっていいんですか
彼はそれをどんな目でみていたのかわからない。
あたし達にはサングラスもない瞳で太陽を見て、目が眩んだままだったから。

彼が手で何かを操作していることが真似なのかそうでないのか。冴えもわからない。ただ、黒いカ-テンは勝手に開いた。

彼と隣りにいる彼とではこうも同じ男性でもちがうのかと如実に思えた。

「…っ」


「だからそんなわけで一発殴らせろ」

目が合った直後。

彼はその言葉と同時にあたしに向かって何かを投げつけ。

暗い視界の中で肉がぶつかる音がした。


恐怖より、

もっと…

怖い気がした。
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