彼とあたし-もう1人の彼-
チラッと目が合うと
井林くんは鞄を持って去ろうとした。





だけど…
あたしは呼び止めていた。





「井林くんっ」
「…なんですか?」
「あ、あの…三條くん達と…」
「…俺等がなんだって?」
「え!?」





ホイと窓から顔を出した三條くんと…吹雪くん。




「唯伊ちゃん、俺等がなに?」





気づけば目の前には
吹雪くんの奇麗な顔が…っ//




「ち、近い…ょ//」
「…あははっ!可愛い!唯伊ちゃん」





と頭をクシャクシャに撫でる吹雪くん。




「呼び捨てでいいんだよ?」
「え?」
「千尋って呼んでよ」
「……千尋…」
「快感!それでいいから」





とびっきりの笑顔が…眩しいです。



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