いじめッ子には報復を。

「……待ってろ。」


嫌な奴もとい白井がボソッと呟いて隣の教室に入っていった。



隣のクラスだったんだね。




少し待っていると、制服を着崩した白井がジャージの下を差し出す。



「…保健室行くぞ。
制服乾かさないと風邪ひく。」




……確かにこのままいるわけにはいかないし…



『…圭介クン。先生に保健室行くって言っといてー。
乾いたら戻るよ。』


「お、おう。
……希美、気を付けろよ。」



チラッと白井を見る圭介クン。


『……??はーい??』


何に気を付ければいいのか分かんなかったけど、とりあえず返事。



白井に腕を掴まれ、保健室に連行された。




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