いじめッ子には報復を。

「いや…どーせサボるつもりだったし。」


『別に気ィ使わなくていいのに。

嫌いな奴と一緒にいたって楽しくないでしょ?』



タオルで髪を拭きながら、ハンガーに制服をかける。



「…嫌い??」


『嫌いッしょ??
あたしのこと。』


「は??なんで??」




……あたしに聞かれてもねぇ??


知らねーよ。




「オレは……嫌いじゃない。」


『へ?そーなの??』



白井がこっちを向いた。


「てか、お前がオレのこと嫌いなんだろ??」



『……まぁ。
嫌な奴だと認識してたけど、今はそーでもない…かな?』


ジャージ貸してくれたしね。




< 213 / 257 >

この作品をシェア

pagetop