RinNe
ちょうど一年が過ぎようとしている頃、


店長まで昇進した僕に、


一本の電話が店にかかってきた。


[店長います?]


従業員[いますよ!かわりますか?]


[お願いします]


僕が電話にでると、


[誰だかわかるでしょ?]

すぐに分かった。


いつも聞き慣れている、


いつも聞いている声だったからだ…


余りにも急に嘘がばれたので


言い訳さえ思い付かない。
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