*エトセトラ*
特等席はアナタの隣。

雨やどり

まだ、2人の関係を秘密にしていた頃。




ザーー……。

まるでバケツをひっくり返したかのような、見事などしゃ降り。午前中までは晴天だったのに、お昼からみるみると雲が広がり一気に降り始めた。


「すごい雨…」

傘をさしてもこの雨だと、間違いなくびしょ濡れになってしまう。

この雨が落ち着くまで勉強して過ごそうと、放課後いつもの図書館にやって来たけど……全然止む気配がない。


「どうしよ…」

こんなことなら濡れてもいいから早く帰ればよかったよ…。

薄暗い図書館の窓から外の様子を眺めていたその時。




「一緒に雨やどりする?」

突然、耳元で囁かれた低い声。




「キャアァァアアッ!!!!」

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