意地悪王子と天然彼女

噂と真実





『…眠いよ~……。』


目を擦りながら梨麻に言う。


「昨日何時に寝たの…?」


不思議そうに梨麻があたしに訪ねてくる。


『えっと……1時…?』


少しためらいながら言う。


「1時!?ダメでしょ。そんなに遅く寝てたら……。」


親の様に梨麻に言われる。


『…そうだよねー……。』


ため息をつきながら言う。


どうして昨日寝るのが遅かったのかというと……



――時刻は昨日の夜8時――


「…なぁ…。」


『ん?なあに??』


突然問い掛けられ首をかしげる。









< 172 / 221 >

この作品をシェア

pagetop