意地悪王子と天然彼女





えぇぇぇえ!!


『そうだったの!?…やっぱり梨麻スタイル良いし、綺麗だし、優しいもんね。』


うんうんと納得しながら言う。


「…お前も負けてねぇけどな…。」



ん?ゴニョゴニョ言ってて聞こえなかった。



『…あの…今何て言いました…?テレビの音が邪魔して聞こえなかった…』  


アハハと笑って誤魔化すあたしに海が一言。


「ちゃんと聞いてろ、バーカ!もう言わねぇ。」



はぃぃぃ!?

しょうがないじゃん。

テレビの音が邪魔したんだもん。



『ねぇ…。何て言ったの?教えてくれたっていいじゃん。』


内容が気になる〜!


「絶対教えねー。っていうか一回で聞いとけよ。」



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