たった一人の親友へ
お姉ちゃんへ

何か手紙なんて変な感じだけど、こうでもしないと友香の気持ち言えないから…書いてみました☆


友香ね、小さい頃から何でお姉ちゃんに嫌われてるんだろう?ってずっと思ってた。


友香はお姉ちゃんのこと大好きなのにって。


大きくなるにつれて、家族のこととか自分のこととかちゃんと理解出来るようになって、やっと分かってきたの。


ママとお姉ちゃんが対立してること。

ママとパパの喧嘩。

ママが友香にかける過剰な期待。

お姉ちゃんがあたしに向ける冷たい視線。


家族が壊れつつあること。


周りの友達の家族が羨ましくって仕方がなかった。


休日に家族で遊びに行ったり、みんなでゲームしたり…


だから友香ね、家族を修復したかったの。


普通の家族になりたかった。


そんな時にあの事故が起きたんだよね。


あの朝友香ね、嬉しくてたまらなかった。


お姉ちゃんもパパもママも笑ってたから。


事故の後、目が覚めた時。これが運命なのかなぁって思った。友香の家族の。


もう無理なんだろうなって。


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