たった一人の親友へ

小包の中には手紙も入ってた


読もうとすると


「待って!家帰ってから読んで!」


やけに焦る翔。


「分かったよ(笑)」


それを聞いて満足そうな笑顔をあたしに向け
突然立ち上がる


「なぁ!海入らねぇ?」


「えっ?無理でしょ?」


「無理じゃねぇって!

ほらっ」


「でも…」


小さな抵抗も虚しく引っ張られる手


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