たった一人の親友へ
隆也と別れて

あたしはどうしようもない孤独感に襲われた


自分勝手でどうしようもないあたし


それでも誰かにすがりつきたくて



気がついたら翔に電話してた

泣いてばかりいるあたしに驚いたのか、30分もかかるあたしの家まで走って来てくれた翔



「どーしたんだよ?」


隆也と別れた話を一通り話すと


いつもの様にあたしの頭をコンッて小突いてから、今までにないくらい強い力であたしを抱きしめてくれた


「何泣いてんだよ」


それでも泣き続けるあたしに
彼は黙ってあたしの背中をゆすり続けた



その手がとてもあったかくて

愛おしくて



翔がいて本当によかった


















大好きだよ





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