たった一人の親友へ
夏の家に行く途中

あたしは友香の病院へよらなければならなかった


友香の病状はかなり回復し、前々から言われていた退院日が今日だったから。



母は仕事でいけないとあたしに一言残し、朝家を出た


母は興味がなくなったのか何だか分からないけれど


友香のことに対して一切関わらなくなった


あの時以来母との会話はない


結局あたしたちは分かりあえないのかもしれない



病院に着くと

友香は笑顔でそこに立っていた



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