らぶきゅん






「洵介ったらそんなに悩んじゃってー」


大和が肩を叩く。


「な、悩んでねーよっ」


「拗ねた洵介もかーわいー♪」


「可愛くねぇっ!俺は男だっ」


「こんなにスモールサイズを可愛いって言わない奴がおかしいな。真柚ちゃんも目をつけたなー♪」


ダメだ。


何を言い返しても通用しない。それに何気、勇斗も帰ってきてやがるし。


うるさいの倍増だな。


そう思って机に顔を伏せた時だった。






『───……先ぱーいっ!!』




声が聞こえた。






< 204 / 308 >

この作品をシェア

pagetop