らぶきゅん
無駄に何枚も重ねて貼られている絆創膏。一体何枚あるんだよって話。
だけどなんだろう、この気持ち。
心が安らぐ。
この不器用な処置を見ると安心する自分がいるんだ。
……変なの。
そう思っていると、
「洵介おはよー!」
勇斗が走って来た。
「おう、おはよう」
「今日は真柚ちゃんと会ったか?」
「会ってねーよ」
ったく、毎回毎回『真柚ちゃん、真柚ちゃん』って飽きねーな。
「本当にこれからも現れないのかなー?」
チラッと俺を見て言った勇斗。
「な、なんだよっ。俺、何かしたか?」