君ヲ想う。
嫉妬心
あの日からあたしは頑張ることを決めた。
でも、優も彼女も・・・
帰り道に一緒に帰るところを何度も見た。
そのたびにあたしの心は嫉妬心で締め付けられた。
見たくないのに・・・
視界に入ってくるんだよ?
そんなの・・・無理だよ。






授業のときもそうだった。
クラスのみんなから、
チヤホヤしていて2人とも最初は恥ずかしそうにして
話してなかったのに・・・





「優!こっち来てよ。」
彼女は優を呼んで、あたしの隣にいた優は
「いいよ!」
そう笑顔で彼女のもとへ行ってしまう。
そんな日々を繰り返していた。
前まで隣にいた優を・・・
今は見えないんだね。
後ろのほうにいて、
彼女と楽しそうに話していた。




もし、あたしが彼女だったら・・・
時々そんなことを考える。
そんなあたしが臆病だと、そう思った。




彼女の名前はまさみ。
小さくて可愛い人だ。
優はまさみって呼んでる。
あたしと同じように呼び捨てだけど、
なんか違うの。
やっぱり付き合ってると違うのかな?
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