君ヲ想う。
冬の涙
秋もすぎて、もう冬の時期がやってきた。
悲しみも苦しみも・・・
何も消えてはくれないんだ。





そんなあたしは、
学校の帰りに見てしまった。
2人を・・・・。




その日は蘭も菜月も、
家のこととかあって先に帰ってしまった。
あたしは先生に呼出くらったから
残ってた。
その帰りに自動販売機に行こうとしたら
優たちがいた。
もう暗くて、日も沈もうとしている時間に
マフラーを2人で巻いていて座っていた。




何も動けなかった。
あの光景は・・・
あたしを苦しめるだけ。
何もいえなかったし、何も見たくなかった。
だけど、あたしの目の前で
そんなことをしているのが辛かった。
あたしは自動販売機に寄らずに
走って帰った。



見たくない!!
会いたくない!!
そればかりに・・・・。
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