生徒会室へようこそ
走って捜し回って
玄関まで行った時
靴を履いて学校を出ようとしている副会長を見付けた。
呼んでも振り返る事はない。
それでも話を聞いてもらえると思って近くまで走る。
「副会長、副会長!」
背中に向かって話すのはすごく寂しい。
でもこのままなんていやだ。
ぎゅっと拳を作って
「辞めないで下さい」
振り向くことのない副会長に告げる。
「みんな辞めて欲しくないんです!樫山委員長も、福山委員長も。
みんなだってきっと同じ気持ちのはずです。
みんなが副会長に助けられて・・私だって」